自己分析で迷う30代女性、多才ゆえにキャリアの軸が見つからず「結局何者?」と悩むのはなぜ?【3視点で解決!】

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はじめに

『キャリア・クロスロード』編集部です! さあ、今回も皆さんのキャリアの悩みにズバッと切り込んでいきましょう!

「自己分析」と聞くと、自分の強みや弱み、興味関心を深く掘り下げ、理想のキャリアを見つけるための第一歩だと考えますよね。まさにその通り! 自己分析とは、自分の強み・弱み、価値観、興味・関心などを客観的に理解することです。そして、その結果見えてくる「キャリアの軸」とは、自身の仕事選びや働き方を決定づける一貫した価値観や方向性のこと。これが定まると、進むべき道がクリアになり、迷いが少なくなるはずです。

しかし、時にはこの自己分析が、かえって迷路の入り口になってしまうケースも…。「色々できるからこそ、どれを選べばいいか分からない」「自分の可能性が多すぎて、一つの道に絞りきれない!」そんな、一見贅沢に聞こえる(でも本人にとっては切実な!)悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?

今回も人事コンサルタントのキャリーさん、大学教員のティーチさん、起業家のボスさんの3人が回答します!

今回の相談

多才ゆえにキャリアの軸が見つからない32歳女性の悩み

(32歳・女性)
「自己分析をしても、結局『どれもそれなりにできるし、興味もある』で終わってしまいます。プロジェクトマネジメントも得意だし、デザインのセンスもあるって言われるし、人と話すのも好きで広報の仕事も楽しい。だからこそ、自分の『これだ!』というキャリアの軸が見つからなくて。このままだと、器用貧乏で終わってしまいそうで、将来が不安で仕方ありません。どうすればいいんでしょう、私、結局何者なんでしょうか?

人事コンサルタント キャリーの視点

多才な方は、確かに悩ましいですよね。でも、これは「器用貧乏」ではなく、「器用多彩」と捉え直してみましょう。多くのことができるというのは、それだけ市場価値が高いということ。キャリアの軸が見つからないと感じるのは、軸を「一つに絞り込まなければならない」という思い込みがあるからかもしれません。

本来、キャリアの軸は一つである必要はありません。特に、これからの時代は「複数軸キャリア」が当たり前になっていくでしょう。例えば、あなたの多才さを生かして、異なる専門性を組み合わせた「T字型人材」や「π型人材」を目指すのはどうでしょうか。T字型人材とは、一つの専門分野を深く掘り下げつつ、幅広い知識や経験を持つ人のこと。π型人材は、二つの専門分野を深く持ちながら、やはり幅広い知識や経験を持つ人を指します。

あなたは、プロジェクトマネジメント、デザイン、広報と、それぞれ得意な分野をお持ちです。これらを無理に一つに統合しようとせず、それぞれのスキルを活かせる場を探す、あるいは組み合わせて新たな価値を生み出すことを考えてみてください。例えば、「デザインセンスを活かせる広報プロジェクトマネージャー」というポジションは、現状ではあまり見かけないかもしれませんが、あなたならその道を切り拓けるかもしれません。

大切なのは、「何者かにならなければ」という強迫観念を手放すこと。むしろ、あなたは様々な顔を持つことができる。その可能性をポジティブに捉え、それぞれの強みが活かせる環境を戦略的に選択していく視点を持つことです。今の会社でそれが難しいなら、社内での部署異動や、場合によっては副業から始めてみるのも良いでしょう。まずは、それぞれの強みがいったいどんな場所で、どのように評価されているのか、具体的に情報収集をすることから始めてみませんか。

大学教員 ティーチの視点

32歳という時期に、ご自身の多才さに悩むというのは、非常に興味深い現象ですね。多くの人が「自分の強みが見つからない」と悩む中で、あなたは「強みが多すぎて絞れない」という、ある意味で高次な悩みをお持ちです。この状況を心理学的な視点から分析してみましょう。

まず、あなたはご自身の能力を客観的に評価し、複数の領域で高いパフォーマンスを発揮できることを認識しています。これは「自己認識」が高い証拠と言えます。しかし、その認識が「キャリアの軸」という統合された概念に結びつかないのは、おそらく「アイデンティティ探索」の段階にいるためだと考えられます。アイデンティティ探索とは、青年期以降に個人が自分の役割、価値観、目標などを探求し、自己を確立していくプロセスのことです。30代前半でもこの探索は続き、特にキャリアにおいては、複数の可能性の中から「自分らしい選択」を見つけることに時間がかかることがあります。

このような場合、「ポートフォリオ・キャリア」という考え方が有効かもしれません。ポートフォリオ・キャリアとは、一つの専門職に限定せず、複数の異なる仕事や活動を組み合わせて、多様な経験を通じて自己を形成していくキャリア形成の方法です。これは、あなたの多才さを「リスク」ではなく「資産」として捉えることを促します。

具体的には、それぞれの得意分野や興味を、短期的なプロジェクトや副業、あるいはボランティア活動などで「試行」してみることをお勧めします。例えば、デザインのセンスを活かして週末にウェブサイト制作を請け負ってみる、広報スキルをNPOで活かしてみる、といった具合です。これらの試行を通じて、あなたは各活動における「フロー体験」を意識的に振り返ってみてください。フロー体験とは、ある活動に完全に没頭し、時間が経つのを忘れるほど集中している状態のことです。このフロー体験が多く得られる活動や、深い充足感を感じる活動こそが、あなたの「真の情熱」や「価値観」と結びついている可能性が高いでしょう。そうして得られた感覚的な情報を元に、ご自身の「キャリアの軸」を再構成していくのです。焦らず、ご自身の中にある情熱の種を一つずつ丁寧に探してみてください。

起業家 ボスの視点

おう!32歳でその悩み、最高じゃないですか!「何者かになれない」じゃなくて、「何者にでもなれる」ってことですよ、それ。俺なんか、やりたいことリスト100個くらいあって、それをひたすら追いかけてきた人間だから、あなたの気持ち、めちゃくちゃわかる。多才って、最高の才能だぜ?

キャリアの軸とか、一つの専門性とか、そんな枠にとらわれなくていいんだよ。そんなもん、自分で作っちゃえばいい。俺はいつも「好きなこと、得意なこと、儲かること」この3つが重なるポイントを探してきた。あんたの場合、プロジェクトマネジメントもデザインも広報も、全部好きなことだし、得意なことなんだろ?だったら、全部まとめて一つのビジネスにしちゃえばいいじゃん!

例えばさ、あなたが「デザインセンスの光る広報戦略を立案し、その実行までプロジェクトマネジメントする」みたいな、超ニッチで超ハイクオリティなサービスを提供するコンサル会社を立ち上げるってどう?それって、今の市場にはあんまりない、唯一無二の存在になれるはずだぜ。誰もやってないなら、自分がパイオニアになればいい。

「器用貧乏」なんて言葉、クソくらえ!そんなの、自分の可能性を自分で閉じ込めてるだけだ。多才なあなたは、いろんなカードを持ってるんだから、それをどう組み合わせて、どうゲームを支配するかを考えろ。自分の強みを全部ぶっこんで、世の中にまだない新しい価値を生み出す。それが起業家の発想だ。

まずは、自分の得意なことを全部書き出してみな。そして、それをどう組み合わせたら、誰も解決できないような課題を解決できるか、想像力を爆発させて考えてみよう。小さなことからでもいい。副業で、その新しい組み合わせのサービスを提供してみるのもアリだ。失敗を恐れるな。失敗は学びだ。やってみなきゃ何も始まらない。自分の可能性を信じて、ぶっ飛んだ一歩を踏み出してみろ!応援してるぜ!

まとめ

さて、多才ゆえにキャリアの軸が見つからないという32歳女性の悩み、いかがでしたでしょうか? 人事コンサルタントのキャリーさん、大学教員のティーチさん、起業家のボスさん、三者三様の視点から、深い洞察と具体的なヒントが飛び出しましたね!

キャリーさんは、「器用貧乏」ではなく「器用多彩」と捉え直し、複数軸キャリアやT字型・π型人材を目指すことを提案してくれました。一つに絞り込む必要はなく、それぞれの強みを活かせる場を戦略的に見つけていく視点が大切だ、というメッセージでした。

続いてティーチさんは、心理学的な「アイデンティティ探索」の視点から、多才な状態を「ポートフォリオ・キャリア」として捉え、さまざまな活動を「試行」し、「フロー体験」を通じて真の情熱や価値観を見つけることを促してくれました。焦らず、ご自身の中にある情熱の種を丁寧に探すことの重要性を教えてくれましたね。

そしてボスさんは、「何者にでもなれる」という力強いメッセージとともに、既存の枠にとらわれず、自分の得意なことを組み合わせて「新しい価値」を自分で生み出すことの楽しさと可能性を示してくれました。失敗を恐れずに、自分の可能性を信じて一歩踏み出す勇気をくれましたね。

今回の悩みは、一見すると贅沢な悩みかもしれませんが、多くの人が抱える「自分は何者なのか?」「どう生きるべきか?」という根源的な問いに通じるものでした。あなたの多才さは、決して弱みではありません。むしろ、これからの時代をパワフルに生き抜くための、最高の武器になるはずです!

もしあなたが今、自分の多才さに迷いを感じているなら、今日から「これは私の強みだ!」と胸を張って言ってみてください。そして、それぞれの専門家が提案してくれたヒントを参考に、一歩ずつ前に進んでみましょう。あなただけの「キャリアの軸」は、きっと見つかります。いや、むしろ、あなた自身が新しい軸を創り出すパイオニアになれるはずです!

『キャリア・クロスロード』編集部は、これからも皆さんのキャリアの岐路を照らす光であり続けます。次回もお楽しみに!

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